【理学療法】国家試験対策問題 整形外科学(2)

理学療法整形外科学の問題です。
過去問を改良しています。
ケアレスミスする方・過去問覚えてしまい違う形の問題を解きたい方には特におすすめです。

解答は最後にあります。


問1.
 関節リウマチにみられる変形と部位の組合せで適切なのはどれか。
1.スワンネック変形--------環軸椎関節
2.ボタン穴変形--------------手の母指
3.内反小指変形--------------手の小指
4.Z変形-----------------------手の母指
5.ムチランス変形-----------脊柱



問2.
 Larsenのグレード分類において誤っているのはどれか。
1.グレード1---------軽度変化
2.グレード2--------荷重関節の浸食像は除外する
3.グレード3--------中等度破壊性変化
4.グレード4--------関節裂隙狭小化あり
5.グレード5-------高度破壊性変化

【解答】
問1.
 4

4.IP関節が過伸展している状態

【参考問題】
 関節リウマチにみられる変形と部位の組合せで適切なのはどれか。
1.スワンネック変形--------環軸椎関節
2.
ムチランス変形-----------脊柱
3.
ボタン穴変形--------------手の母指
4.
内反小指変形--------------足部
5.
Z変形-----------------------足の母指
解答4

問2.

5

【解説】
グレード0~5の6段階存在する。
X線像を参考に、骨びらんや関節裂隙の狭小化の程度などから、関節ごとに破壊の程度を分類する。
グレード0は正常(辺縁部骨折など関節炎と関係ない変化はあってもいい)
グレード1は軽度変化で以下の1つ以上が認められる
    ・関節周辺部軟部組織腫脹
    ・関節周囲の骨粗鬆症
    ・軽度の関節裂隙狭小化
グレード2は明らかな初期変化
    浸食像と関節裂隙狭小化がみられる。荷重関節の浸食像は除外
グレード3は中等度破壊性変化
    浸食像はいずれの関節にもみられる
グレード4は高度破壊性変化
     荷重関節に骨変形をみる
グレード5はムチランス型変形
      本来の関節構造が消失し荷重関節に著しい変化をみる
      脱臼や骨性硬直は二次的なものでグレード分類とは無関係である